白河夜舟の備忘録

【白河夜船】実際には見ないのに、見たふりをすること― (引用:広辞苑)

自分のための記録です。思考や感情の変遷を、日記的メモ的にまとめています。
学生時代の記事は一部を除いて非公開にしています。
過去の自分は他人だと思っています。

○備忘録

霞んだ鱗を太陽に透かして

柄にもない話をすると、楽しい人生にしたい!というとき、今日がその人生の一部であることを忘れがち。それでも、今日が楽しい=人生が楽しいと一概に言えない気がする不思議。だから自分は日記を書いているのかもしれない。しかしながら、塞ぎ込むほど辛い…

アスペクト比

普段iPhoneのカメラのアスペクト比は9:16に設定していて、今の自分の流行としてはこの比率がしっくり来てるけど、先日のマティス展で絵の写真を撮ってみるとアナログなものを無理やりデジタルに納めているような冒涜とも言える違和感をおぼえた、16:9は黄金…

蔡國強 宇宙遊 @国立新美術館

新美で6/29から開催されている蔡國強 宇宙遊展を観に行きました。いつもサイコッキョウと呼んでいるけど、中国寄りの発音でツァイ・グオチャンと言うらしい。初週だけど、初週だからかチケットもその場で買えたしそれほど混んでもなかった。 火薬の爆発で半…

面倒なボーダー

こんな時間(22時)に洗濯機を回しておきながら言うのもなんですが、家事全般を始め世の中けっこう手間で面倒なことって多い。というか寝る以外基本的に面倒なことばかり。 0から100までの面倒なこと(100にいくほど面倒)があると思ったときに、面倒ボーダー…

昼寝の時間

日中睡魔に襲われたとき、ここ1年くらいはタイマーを12分で設定して仮眠してる。以前は20分くらいだったけど、もっと寝てたい!という欲求に反して短くなってきた。12分の間でも8割近い確率で夢を見るので本当に眠っているらしい。。12分のアラームで目覚め…

「偶然の産物」と直感の信用

なんとなく手を動かして偶然良いものができてしまったとき、理論的にゴールを探す方法がボトムアップ(①)だとすると直感的にゴールから下っていく方法はトップダウン(②)と言えるかもしれない。こういう場合に果たしてこのまま進めていいのか、(進められ…

小説の読み方

村上春樹『街と、その不確かな壁』を読みながら、(めちゃめちゃ楽しい、昨日から読み始めて今半分、こんなに読みやすかったっけ、あと4時間分くらい残ってる)小説の読み方を今まで間違えてたかもしれないと気付く。重力やら何やらすべての自然科学から解き…

四月物語

時間がないのであとでゆっくり書きます、でも明日になっちゃうかもしれない。村上春樹の新刊も読み始めたところなので土曜日に全部処理できるか怪しい。。 - - - (追記) 岩井俊二監督の『四月物語』が、YouTubeで期間限定配信されていたので観ました。大学…

記憶容量の話

InstagramやTwitter、YouTubeをはじめとする昨今のSNSやブログなどは途方もない超大容量のサーバーを所有していて、数メガバイトの画像も動画も気軽に上げることができる。毎日のように画像や動画を上げても、現段階では上限に達する気配はないし。 …とはい…

『ラブカは静かに弓を持つ』

関西にきて早3年、いつでも関東に戻れるとはいえ、どこにいてもやることが変わらないのでそのまま住み続けてる。友達と言えるのは会社の同僚くらい、ひどいと毎週、何もなければ毎月のペースでご飯を食べに行って、近況報告をしたりする。ただそれだけのこと…

言語由来の世界観

※以下未推敲 絵を描くときにわざわざイメージを言語化したりしないし、それは作品に対する責任を放棄している部分でもある。それでも絵で表現するということは言語的な物語が(潜在的に)内包されてい(るべきであっ)て、その基盤によって画面が強固に仕上…

ライブ的ライフ

※以下未推敲メモ ライブやスポーツのように絵を描きたいと思っている、というか人生そのものをライブ的に進めていきたいとずっと思っている。余計な心配をしないで身体の反射だけで生きるような感覚、線形的に物事を進める、頭の中のイメージが勝手に身体の…

シン師走

早く絵が描きたいと思いながら、いろいろなものを清算するのに時間をとられてなかなか進められない。辞令が全社的に公開されて、応援のチャットをくれる人もいれば直接会いに来てくれる人、飲みにつれて行ってくれる先輩後輩がいる。こういうときこそコミュ…

離散的に生きる

無常に回る地球に生息している人間は、本来連続している時間や空間を離散的に認識して生活している。不特定多数に向けられた天気予報は一日毎に区切られて、多少の強弱はあれど大体は晴れ・曇り・雨のどれかが各日に割り当てられる。 ここ数年間、日記にタイ…

第N章の開幕

口を突いて溢れた瞬間、人生のベクトルが変わってしまいました。 学部2年の始め、建築学科に所属した初日、製図版の上に並べられた一面の青焼き図面を前に、アントニンレーモンドのトレース課題を受け取ったときと同じような興奮を9年ぶりに味わっています。…

メモ

寝る前にひとつ ・有線の掃除機が煩わしかったりルンバがいなかったりするのは掃除をさぼる本質的な理由ではない ・判断力と自信は言葉の語尾と等値 ・手戻りをなくそうとすると却って時間がかかって間に合わなくなったりする 手戻り覚悟で手を動かすほうが…

回路

夜中に起きだして書き始める、以下推敲なし。先週から社交性をブチ切って代休消化連休を過ごしていたせいで明日から仕事に復帰できる気がしない、こういうとき創作活動を司る脳の部分と基本的なコミュニケーションを含む日常的な業務を司る部分が全く異なる…

アプリへのアプリオリ

最近アプリの話題になると気が滅入る、偏向的であることは理解しつつも、世の中が醜悪な恋愛至上主義の上で成立していることが顕在化されるようで辟易してしまう、みんな本来そんなもののために生きているわけじゃないでしょう、 第三者視点、自己目的化した…

ウェルカムボード

小学校からの親友の結婚式でウェルカムボードを作成しました。似顔絵はともかく、東急ハンズで買ってきた造花と額縁でいい具合にDIY。東京から大阪まで無傷で配送せねばならず、咄嗟の思い付きながら堅牢なつくりに仕上げられたので大満足。ネットで調べても…

H-durの雨水と譜読みとクロッキー

いつからか自分の中のハ長調がぴったり半音さがり、何も考えずにドの音を歌おうとするとシになる、ギターの半音下げチューニングでイキった思春期を過ごしたせいかもしれない。今日はその悪癖を治すべく朝からずっとドの音を鳴らしていました。半音下がって…

手を動かしていたらできあがったもの

<絵を描く>という言葉をあまり使いたくない、行為としては限りなく表面上<絵を描いて>るだけに過ぎないけど。<制作>は業務的に聞こえるし<創作>は(言葉通り)不安定でつくり(紛い)ものっぽい。行為に対しては<手を動かす>くらいの簡潔さを持っていて、目…

入浴のタイミングの話

入浴のタイミングに迷う。汚れを落とすというより、身体のメモリに蓄積されたゴミを洗い流す感覚。休日は6時ごろに入りたくなったり、逆に集中して作業してるときは次の日まで入らなかったり。テレワークをしているときは5時頃に入りたくなる時もあるし。い…

逸機

オリンピックでフライングをしたような気分。やらかした。。。AかBか迷って、いつもなら間違いなくAにする(上に失敗しない)ところを、少しの焦りでBにしてしまって、やっぱりAの方がよかったじゃん、(実際Aの方がいい、)という結果に終わった。はあああ。頼…

冴えメモ

室内で携帯を触る癖がなく、落ち着いたところで感情的に文章を書くことができない。電車の中か、外を歩きながらじゃないと。冴えて眠れないam5:00。3時くらいから起きてる。ただでさえやることが溜まっているのに生活リズムが狂うと焦るねえ(;;)

知性の介入

メモ:露骨なメタファーやこれ見よがしの技術はその世界観が作為的に創造されたものであることを無慈悲に宣告する。感覚的な創作物は粗野で無責任ながら、知性的な創作物は無粋で野暮になる。創作物は常に知性-頭脳と感性-身体の鬩ぎ合いにあって、感覚的な…

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以前からフォローしているイラストレーターの小半みるくさん、個人的にはかなりタイプで尊敬するイラストレーターのひとり。上手すぎる。元気が出る。思わず息を飲む画面の豊かさ。はあ~~~~~素敵。 1.11 お誕生日おめでとう~ pic.twitter.com/TreADQji…

感情と理論

思っていることを文章にする過程で一切の全部が消えてしまうんですが、頭の中では感情的に想起する場所と理論的に文章を構成する場所がそもそも異なっていることを切に実感する。文章にしようとメモ帳を開いた瞬間にスイッチが切り替わってしまう。感情の変…

ものづくりと独裁

自分の作品のクオリティは自分の技術によってのみ保証されていて、自分の技術によって頭打ちになっている。では自分ひとりが発揮できる以上の規模のものを作ろうとしたときに、自分ひとりで維持していた作品のクオリティを維持することはできるのでしょうか…

群青 

最近になってようやくYOASOBIの群青を聴いています。楽曲は言わずもがなですがあえて言いたいことには牧野淳さんのMVの表現が好き。単純明快な物語に対して強く統一された群青のペープサートが楽曲の世界観を鮮烈に表現しているなあと思いました。実際の人の…

凛として弓を引く

友達が買ったという本の表紙があまりにいいので、調べてみるとコロリド新井陽次郎さんのイラストでした。恥ずかしながらイラストレーターとしての新井陽次郎さんの作品を拝見したことがなかったのですが、ピンと来たイラストが実はアニメーターとして尊敬し…