白河夜舟の備忘録

【白河夜船】実際には見ないのに、見たふりをすること― (引用:広辞苑)

自分のための記録です。思考や感情の変遷を、日記的メモ的にまとめています。
学生時代の記事は一部を除いて非公開にしています。
過去の自分は他人だと思っています。

離散的に生きる

無常に回る地球に生息している人間は、本来連続している時間や空間を離散的に認識して生活している。不特定多数に向けられた天気予報は一日毎に区切られて、多少の強弱はあれど大体は晴れ・曇り・雨のどれかが各日に割り当てられる。

ここ数年間、日記にタイトルをつけず、日付のすぐあとから「今日は、…」と書き出していたけれど、どこか一日を締めくくったという気がしない。数秒の思いつきでいいので何か一日の中で印象に残った出来事をタイトルにしておくとそれだけであとで見返した時のその日の印象が変わる。
記録癖がある割には最後まで何も処理を施さない(悪い)癖がなんとなく以前から続いていて、例えばiPhoneに入った写真の整理が手間で、(旅行やイベントなどでまとめたフォルダとは別に)だらだらと期間だけメモしてバックアップを置いてあったりする。

データを集めるのは好きだけど、ある単位で区切ることに躊躇しがち、そういう意味で「1枚」と単位で区切られるイラスト制作は自分にとって趣味嗜好を保存するのに都合がいいのかもしれない。解像度の高さを維持した思考や行動履歴のrawデータを煩雑に残しておくより、削ぎ落としてでもひとつのフォルダにまとめることの大切さをようやく痛感しました。これはアーティストで言うアルバム、イラストレーターで言う画集、仕事でいう議事録、物語でいう章なのだ。今のうちに気付いておいてよかった、と思う。Twitterアーカイブとして機能させにくい理由も納得できる。

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昨日は会社帰りに同期と焼肉を食べました。意匠設備構造。
今の会社の出勤回数も残り15回を切る。「会社の同僚」は、損得勘定なく無条件で仲良くなれる最後の友達かもしれない。そんなことありませんように、と願いながら。

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