白河夜舟の備忘録

【白河夜船】実際には見ないのに、見たふりをすること― (引用:広辞苑)

自分のための記録です。思考や感情の変遷を、日記的メモ的にまとめています。
学生時代の記事は一部を除いて非公開にしています。
過去の自分は他人だと思っています。

毎週通うカフェで一見の振りをし続ける

土曜朝、いつものカフェで今日はついに店員さんがメニューも持たずに「注文は○○ですか」と尋ねてきました。
渾身の力を振り絞って一見の振りをし続ける自分 vs 意地でも常連扱いしようとする店員
嬉しいのか嫌なのか恥ずかしいのかありがたいのかよく分からん感情が渦巻きます。

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思考も感情も直接記録できたらいいのに、と思う。できないから文字に起こして間接的に記録するしかないんだけど。言語化された感情emo.zipファイルを解凍して、感情が復元されるわけですが、個人的には文字以外の形が代替できるとは思えなくて、というのも文字以外の視覚的・聴覚的に表現される喜怒哀楽は、飽くまでいやに外向きで、広く大衆的なものになってしまって、時々刻々と変化する、偏見を含めた視野狭窄的な演者の感情を、覚悟を持って乗せにくく、記録として意味を成すのかと思うからなんですが。そもそも思考と言語は同値だし。

ただ感情の原因が目の前にあれば、時間の経過が許す限りにはほとんど同じ感情をrawデータで呼び出すことができるとも思っていて(、それは記録の話からは少し遠ざかる訳だけど)、ライブに行ったり美術館に行ったり、大抵の人は文字に起こすことまではせずとも無意識に経験と感情を結びつける機会を欲しているように思う。

逆にいつどこで捉えたのかわからない雨に濡れたアスファルトの匂いやエアコンのカビ・金木製の香り、なんてやけに曖昧で抽象的な経験に思わず心揺れてしまうのは、ほとんど人間本能的に植え付けられたバグに過ぎなくて、呼び出される感情は経験したことのない虚像に等しいのかもしれない。まあ、虚像だと割り切ってこの感傷的な気分を享受するのもいいんだ、過去を改竄したところで誰に迷惑をかけるわけでも、痛い目に合うわけでもないし。

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ついでに坦々とデータ整理してたら4時間くらい経っていました。ご飯炊いてないし部屋の掃除はしてないし、そういえば衣替えを、、と思っていたのにもうこんな時間。明日は描き進められるかな。寒い。眠い。